梢は歌う

風のように人生を通り過ぎていくだけ。  そんな風にも、日々の何気ない暮らしが  ある。 これは、そんな「風のしるし」です。

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8月6日

 朝、目が覚めたときから、私の頭の中は、今日のお仕事の段取りでいっぱいだった。この季節の私たちなんて、本来はこんなものだ。


ところが、近頃だんなは代休なんかが取れるようになったらしく、今日も休んで映画なんかに出かけていった。

その前日、私が
「なんか、ムカつく。」と言ったら、子供達が、
「意味分からないけれど、ムカつく。」と、面白そうに真似をして言った。
「ええ、なんで・・・。じゃあ、一緒に行こうか。」と言うことで、親子三人で行くことになった。

何だか意味不明だ。結局私は仕事なので置いていかれることに変わりはないのだが、私のムカつきに便乗した子供達が、「漁夫の利」を得たわけだ。・・・いや、そうではない。映画代は全部私が出したんだから、ついうっかり「ムカつく」なんて言わなければ良かった。
「雉も鳴かずば撃たれまい」ということか・・・


で、彼らが見てきた映画は「トランスフォーマー」。
かなり面白かったらしい。でも、だんな曰く。
「でも、こんな映画をママが見ても面白いって感じるかナァ。」
「どうして?」
「だって、日本のアニメ見ているみたいだよ。合体物のさ。そういうのって、好きじゃないだろ?」


へぇ~、そうなんだ。彼の目から見ると私は、少しは大人なのかしら。だけど、かえって見たくなっちゃったナァ。




今日は家にずっといなければならなかったので、夕方家の周りを一回りだけ歩いてきた。昔飼っていた猫にそっくりの猫が目の前を通り過ぎていった。猫じゃらしが風に揺れて、私は急に切なくなった。家に飛んで帰り、カメラを手に猫じゃらしの写真を撮った。後で見たら。ぜんぜん綺麗に写っていなくてガッカリした。空は私の好きな「光る空」だった。




ずっと昔のと言っても、61年前、我が家と似たようなそんな家族が、たくさん住んでいた。だけど、夫達は戦争に借り出されていたかもしれない。ああ、そうだ。私の子供達は二人とも引っ張られたに違いない。だって大学生だもの。男たちは戦争に。そして一人残った私は、やっぱり風に揺れる猫じゃらしを見て、切なくなっていたかもしれない。だけど、この日、西の空は真っ赤に染まり、やがて黒い雨が降り注いでいたんだよ。
私の中の遺伝子よ。どうかそのことを忘れることがありませんように・・

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「題詠blog2012」に、吉里(きり)と言う名前で参加します。

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